「お父さん、違うよ」ペンギン大好きな小1、父が描いた漫画のミスを指摘 息子が見破ったコウテイペンギンとオウサマペンギンの違い
圭くんに頭が上がらない大人たち
息子に違いを指摘された春原さんは、「助かった」と思う一方で「父親として恥ずかしい」と猛省。お絵かきが好きな圭くんに対し、プロである春原さんは日頃から「よく観察して描くんだよ」と伝えていたのだ。春原さんは漫画などを描く際、いつもは図鑑などを参考にしているが、今回は忙しさからインターネットで水族館のサイトなどを見て確認。複数のサイトで見た数十枚の画像を参考に漫画を描いた。しかし、画像の中にオウサマペンギンが紛れ込んでおり、描いているうちに特徴が変わってしまったという。「やはり、ネットだけをソースにするのは危険だと痛感した」と春原さん。 実は、記者も原稿チェックの際にネットでコウテイペンギンを検索。複数枚の画像と原稿を見比べたが、オウサマペンギンとの違いには気付けなかった。そもそも、この2種類のペンギンが似ているという知識がなかったので、図鑑を見ても気付かなかったかもしれない。正しい情報を発信すべき記者として恥ずかしい限りだ。「お父さんの絵が好き」と話す圭くんに、今後も春原さんの漫画を届けられるように、もっと正確な確認作業に努めたい。(半田茂久)