BL東京 2季ぶり“府中ダービー”のPOで雪辱、初の決勝進出へ「チームは2年前と違う」
ラグビー・リーグワンのプレーオフ準決勝は19日、東京・秩父宮ラグビー場でBL東京(旧東芝)VS東京SG(旧サントリー)戦が行われる。17日は両チームの登録メンバーが発表され、BL東京で先発するフッカー原田衛がオンライン会見。「いい準備ができた。この4チームに残ったので、楽しもうという雰囲気で練習ができている」と、リーグワンでは初の決勝進出へ好感触を語った。 昨季5位に終わったチームは今季、レギュラーシーズン2位通過。NO8でこの試合先発のリーチ・マイケルが10季ぶりに主将となり、新加入のニュージーランド代表FW、シャノン・フリゼルやSOリッチー・モウンガらがけん引してきた。副将で25歳の原田ら若手の成長もかみ合い、トッド・ブラックアダー・ヘッドコーチも「コアとなる若手がそろっている」。POの大一番前にも、モウンガらは「楽しもう」と、精神面でリードしているという。 BL東京は今季、対東京SG戦は2戦2勝。ただ原田は「アタッキングラグビーを継続して、トライを取り切る所が嫌」と警戒は緩めない。一方で「守りで抑えられると自信になるし、楽しい」と、共に東京・府中市に拠点を置く“府中ダービー”へ気持ちを高める。2季前も同カードで敗れた準決勝。決勝進出へ、ブラックアダーHCは「チームとして2年前とは違う。今回の方が、しっかりと準備ができていると思う」と自信をのぞかせた。 ※BL東京登録メンバー 【FW】木村星南、原田衛、小鍛治悠太、W・ディアンズ、J・ピアス、S・フリゼル、佐々木剛、リーチ・マイケル 【BK】杉山優平、R・モウンガ、桑山淳生、N・マクカラン、S・タマニバル、J・ナイカブラ、松永拓朗 【控え】橋本大吾、三上正貴、真壁照男、アニセ・サムエラ、伊藤鐘平、高橋昴平、森勇登、M・コリンズ
報知新聞社