長野県東筑摩郡麻績村で子供の創作絵本130冊紹介 アトリエどんぐり20年
長野県東筑摩郡麻績村市野川の久保田優子さんが主宰する子供創作教室・アトリエどんぐりの開設20周年を記念した絵本展と、村民や村出身者の作品を集めた合同展「聖アートエキシビション」が2日と3日、麻績小学校北隣の麻績学舎で開かれる。平成16(2004)年の開設以来100人以上が通った教室で当時の子供たちが手作りした絵本約130冊を一堂に展示。合同展では卒業生らの近作も並べている。絵本は、教室の子供たちが毎年最低1冊は作るよう決めている手作り絵本で、画材やテーマもそれぞれ自由だ。オリジナルキャラクターの物語や図鑑など多彩で、画風には当時興味・関心を持った事柄や好きな本、漫画などがにじみ出ている。久保田さんは子供たちの家庭と連絡を取り合って自宅に保管されていた絵本を借り集めた。 1日に準備が行われた。キャラクター雑貨を扱う長野市の会社でデザイナーを務めるOGの石坂愛花里さん(26)=長野市=は作業を手伝いながら「小学生の頃は仲良しの友達と楽しくずっと絵を描いていた。だから今がある」と振り返った。久保田さんは「懐かしい絵本たちに再会できた。大切にしてくれてうれしい」とほほ笑み「当時の絵本を読んで子供の頃を振り返ってほしい」と願っていた。 入場無料。午前9時~午後5時(3日は4時)。
市民タイムス