昨年の「汚名返上」なるか? 大阪市交通局のハロウィーン
31日はハロウィーン。最近は日本でも認知されつつあり、今年も全国各地で様々なイベントが行なわれている。そんな中、29.30両日には大阪市交通局でもハロウィーンイベントを開催。29日昼間に行なわれた「ハロウィン カーニバルトレイン」に続き、同日夜には「ハロウィン ホラーナイト列車」が運行された。また、30日には事前申し込み不要のイベント「ハロウィン ゴーストトレイン」も開催される。
”秘密の連絡線”を通って千日前線へ
「ハロウィン ホラーナイト列車」には、約8倍の抽選をくぐり抜けた当選者のうち、152人が参加。大阪市営地下鉄中央線森ノ宮駅を出発した専用列車は、阿波座駅付近にある”秘密の連絡線”を通って千日前線へ...と、突然車内の照明が消え、なんとゾンビが襲来。車内には悲鳴が! やがて、ゾンビが去った後に再び列車は走り始め、千日前線野田阪神駅のホームに到着。と、そこにもゾンビの姿が。恐る恐るホームへ降り立つと、突如ゾンビたちのダンスショーが始まるというもの。 大阪ダンス&アクターズ専門学校や大阪スクールオブミュージック専門学校などの協力で行われたこのイベントは、さすがプロの卵たちが演じるだけあってスリル抜群、思わず背筋が寒くなるような列車だった。 参加者も多くの人が思い思いの仮装をしており、追いかけてくるゾンビたちに悲鳴を上げながら、最後は記念撮影をするなどしていた。
昨年は「ホラーナイト列車」半分以上乗れず
ところで、今回のこのイベントは大阪市交通局にとって絶対に失敗できないものだった。というのも、実は同局が主催するハロウィンイベントは2回目なのだが、初回だった昨年は「ホラーナイト列車」を事前申し込み不要で誰でも乗車できる形としたため、集合場所である今里駅に参加者が殺到。半分以上が乗れない状態で列車が発車し、途中駅で待っていた参加者も積み残してしまうという状況だった。 目的地の野田阪神駅に到着後も、あまりの人の多さにアトラクションを見られない人がほとんどと、大失態を演じたのだ。今年はこの汚名を返上すべく、事前申込制に変更。その甲斐あってイベントは混乱もなくスムーズに進んだ。 一方で、事前申し込みには250人の定員に対し、約8倍となる1543人もの応募があり、多くの人が抽選に漏れてしまった。