伝説の作品が新たなミュージカル映画に!映画初出演のH.E.R.らのコメント&ミュージカルシーンの舞台裏公開 映画『カラーパープル』
ゴールデングローブ賞に続き、アカデミー賞助演女優賞ノミネートでも話題となっている、映画『カラーパープル』。この度、映画公開を目前に控え、ミュージカルシーンの舞台裏を捉えたメイキング映像が公開された。 38年の時を経てミュージカル映画としてスクリーンに帰ってきた不朽の名作『カラーパープル』。この度公開された、撮影の舞台裏を捉えたメイキング映像は、シュグを演じたタラジ・P・ヘンソン、ハーポ役のコーリー・ホーキンズらのパワフルな歌声を捉えたレコーディングカットからスタート。幼き日のセリーとネティ姉妹を演じたフィリシア・パール・エムパーシとハリー・ベイリーらのリハーサル模様も収められている。 グラミー賞、アカデミー賞受賞アーティストで本作が映画初出演となるH.E.R.は「音楽やダンスは本当に美しくて新鮮なの」とミュージカルシーンについてコメント。 台詞、映像、音楽、そしてダンスを通して1つのコミュニティの物語をブラック・アメリカン全体の体験の検証へと広げ、『カラーパープル』に敬意を表しつつ再創造したい、と考えたブリッツ・バザウーレ監督は、現代のレンズを使用して、20世紀初めの米国南部を舞台にした物語に新しい息吹を吹き込んだ。主人公・セリーを演じたファンテイジア・バリーノも「ブリッツ監督が今の時代を反映させたわ。驚くわよ。」と微笑む。 また、ダンスナンバーすべての振り付けを担当したファティマ・ロビンソンは、アフリカのダンスからヒップホップ、奴隷制時代に遡る「ケーキウォーク」(白人の主人たちが踊るヨーロッパのワルツを真似たような、胸を張って気取ったステップをする踊り)のスタイルを包含したステップを考案した。 その対極にあるのが、原作小説を基にスピルバーグ版の映画・ブロードウェイミュージカルと展開されてきた「カラーパープル」のすべてのバージョンに共通する゛神の働きは不可思議である”というテーマを強調したゴスペルソング「Mysterious Ways」。ミュージカル版から愛されてきたこの曲についてロビンソンは、「帽子をかぶって晴れ着を着て教会に集まった女性たちによる、この映画で最初のビッグナンバーです。そういう服装をした黒人の人たちによるコレオグラフィーは、今まで見たことがないので、ワクワクしました。ダイナミックなナンバーになっています」と、熱く語っている。 また、ブリッツ監督は撮影前に「音楽は空から降ってくるものではない」と決めたという。音楽は常にその環境から生まれてくるもので、馬と馬の蹄の音や男たちがトンカチやノコギリで家を作っている時、そのリズムがいつの間にか歌になる。観客に゛音楽が彼らの実際の環境から生まれている“というアイディアを与えたかったのだそう。 特別映像は、製作総指揮のオプラ・ウィンフリーの「音楽の根底にパワーがある。一人一人の魂の歌よ」という熱いコメントで結ばれている。心が奮い立つ力強いミュージカルとしてスクリーンに帰ってきた、映画『カラーパープル』に期待が高まる。 映画『カラーパープル』は、2024年2月9日(金)より公開。
otocoto編集部