＜ソ・日＞9回を締めた田中正（撮影・成瀬　徹）

　◇パ・リーグ　日本ハム6ー3ソフトバンク（2024年9月3日　みずほペイペイ） 　日本ハムは首位ソフトバンクと直接対決。初回の猛攻で主導権をつかむと、伊藤大海投手（27）が7回3失点で11勝目。9回は復帰登板となった田中正義投手（30）が締め、17セーブ目を挙げた。 　田中正は今季開幕守護神として42試合に登板。3勝3敗、12ホールド、16セーブ、防御率2・04を記録したが、4日のソフトバンク戦で救援失敗。2軍で調整し1日に再び1軍昇格していた。 　試合後、新庄監督は「田中君、緊張しすぎてジャンプ合ってなかったね。跳んでなかったでしょ？良かった良かった良かった。ねえ。ゼロに抑えてくれて。自信にもなっただろうし」と笑顔を見せた。 　続けて「あとは、柳川くんとね、ちょっと勝負してもらって」と守護神争いをうながした。2軍で習得したという新球のスライダーとシュートを投げていたが、「いや、こっちから見えないんですよね。新球をね、見てみたくて。映像を帰ってみないとちょっとわかんないので。相変わらずフォークはめちゃくちゃ緩んでましたけど。あれが逆にいいのかな。ちょっと前に出されるっていう。良かった良かった」とコメントした。 　また、先発の伊藤に対しては「踏ん張ってくれましたね。3点取られた時に、うわ～またいつもの来るのかなってちょっと心配したけど、ちょっと今日は違いましたね」とホッとした様子だった。