「盗難されないか心配」「衛生面で不安」悩ましい置き配…宅配便の約1割は「再配達」の現実 業界団体は 日時指定やコンビニでの受け取りなどを呼びかけ
北海道放送(株)
トラックドライバーなどの労働時間の規制強化で物流が滞ることも指摘されている「2024年問題」。 その対策として宅配便の再配達を減らしてほしいと業界団体などが呼びかけました。 札幌で行われたイベントは、北海道が企画したもので、宅配事業者や北海道運輸局なども参加しました。 ネット通販の利用が広がる一方、宅配便の再配達が増加。 北海道や宅配事業者によりますと、再配達の荷物は全体のおよそ1割を占めるということで、アプリなどを使って宅配便の受け取り日時や場所を指定するサービスの利用を呼びかけました。 宅配便の受け取りについて、マチの人は…。 「最近引っ越して宅配ボックスが付いたんですよ。だから鬼に金棒!あと1時間で来るよっていうお知らせがあったら、絶対いるようにする」 「(受け取る)工夫は特にしていない。再配達になった時は絶対に受け取るようにしています」 「だいたい家にいる時間で時間指定するようにしている」 ドライバー不足の問題は荷物を受け取る私たちのちょっとした配慮で解消できるかもしれません。 宅配の再配達を防ぐ方法の一つ、「置き配」利用についてのアンケートで、「ある41.2%」「ない58%」という数字が出ています。 半数以上が利用したことがないという結果になっていますが、利用しない理由として、「盗難されないか心配」、「不在であることが分かってしまう」、「衛生面で不安」という回答があったそうです。 「置き配」以外にも、コンビニでの受け取りや、公共の場所に設置されている宅配ロッカーなどもあり、受け取る方法も増えています。 人手不足が深刻化する、宅配便を利用し続けるために、受け取る側も考えなければなりません。
北海道放送(株)
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