ジェニファー・ローレンス、LGBTQsに対するコンバージョンセラピーを批判 元副大統領に「効果ないよ!」
現地時間5月11日(土)にGLAADメディアアワードの授賞式が開催された。この賞はLGBTQsに関する報道をモニタリングする団体GLAADが主催するもので、映画や音楽、演劇、広告などの分野においてLGBTQsの姿を正しく表現した作品や人物に与えられる。授賞式にはジェニファー・ローレンスがプレゼンターとして登場。スピーチでLGBTQsに対するコンバージョンセラピーを批判し注目を集めた。
コンバージョンセラピーとは転向療法とも呼ばれ、LGBTQsに自分の性的指向や性自認を嫌悪、否定させて変えるように仕向けるもの。治療と称してショック療法や虐待が行われることも多い。
ステージに登場したジェニファーは「私はゲイコミュニティが大好き」と話し始めると「実際、私は同性愛者に恋をしていたこともある。彼は私の初恋の人だったんだ」。さらに「私は彼を何年も転向させようとした。でも今はコンバージョンセラピーがうまくいかないことを知っている。マイク・ペンス、聞いてた? コンバージョンセラピーは現実的ではないって言ったんだよ!」。冗談めかしつつ手をメガホンのようにして共和党議員のマイク・ペンスに呼びかけた。「たとえあなたが、自分には効果があったと思っているとしてもね」。
ここで復習するとマイク・ペンスはドナルド・トランプ元大統領の下で副大統領を務めた人物。コンバージョンセラピーに賛同していると見られている。本人はそれらの報道を否定している。しかし過去に自分の選挙キャンペーンのサイトに「HIVおよびエイズの治療を財政的に支援する法律を再承認すべきだが、財源は性的な行動を変えようとする人々を援助する機関に与えられるべきだ」というコメントを投稿していたことが発覚、大炎上したことがある。今回のジェニファーの批判が届くのを祈りたいところ。