まさかの“不協和音”…?チーム内で内紛が騒がれた大物(4)トラブル解決せず“に戦力外”
プロ野球の世界では、日本一達成を目指して毎シーズン熱戦が繰り広げられる。各チームが一致団結して勝利を目指す一方で、真剣勝負だからこそ同僚との間で軋轢が生じることも少なからず存在する。そこで今回は、同じチーム内で内紛が騒がれてしまったケースを取り上げたい。
山﨑武司・伊原春樹
東北楽天ゴールデンイーグルスで本塁打王を獲得した山﨑武司だが、オリックス・ブルーウェーブ(現:バファローズ)時代に当時の監督、伊原春樹とひと悶着があった。 中日ドラゴンズでアーチを量産した山﨑は、2003年にオリックスへ移籍。移籍1年目から長打力を発揮し、22本塁打を記録した。 しかし、2004年に伊原春樹が監督に就任。山﨑は地元である名古屋の試合において、関係者を招待していたためスタメン出場を直訴したものの、結果的にはスタメン落ちに。この言動には賛否両論が飛び交い、山﨑に対する批判も決して少なくなかった。 この1件で両者の間に亀裂が生じ、同年限りで山﨑は退団。2005年からは楽天へ活躍の場を移した。この移籍がきっかけで復活を果たし、2007年にキャリアハイの43本塁打をマークした。 その後も楽天打線の主軸として活躍を続けた山﨑。選手は指導者によって大きく影響されることを象徴する例だったかもしれない。
ベースボールチャンネル編集部