元福井県知事・栗田幸雄さんの葬儀しめやかに 県・市・経済界など760人が最後の別れ
福井テレビ
5月17日に94歳で亡くなった元福井県知事の栗田幸雄さんの葬儀が23日営まれ、県の発展に尽力した栗田さんをしのびました。 葬儀は、午前10時から福井市内の斎場で営まれました。祭壇には、ブルーのスーツ姿に微笑みを浮かべた栗田さんの遺影が飾られ、通夜・葬儀を合わせて約760人の 参列者が訪れました。 杉本達治知事は、「気さくな人柄で、温かく接して頂いた思い出がよみがえり、笑顔で包んで頂いた知事さんにもうお会い出来ないさみしさが改めて胸に迫ってまいります」と弔辞を述べました。 栗田幸雄さんは、県知事を4期16年務め、県立大学開学や県立音楽堂、県立恐竜博物館などの整備を進め福井の発展に尽力しました。葬儀には、栗田さんを副知事として支えた西川一誠前知事や、県や市、経済界などから多くの人が参加し最後の別れを 惜しんでいました。 前知事の西川さんは、「歳月がずいぶんたったし、栗田さんにはずいぶんお世話になったし色々思いはある。福井県の知事として時代に合わせて事柄を進めていこうという思いを栗田さんから受け継いだ」と感謝の思いを話しました。 また、山田賢一越前市長は、「若いころに先輩と一緒にヒアリングや打ち合わせをしていて、明るい性格と部下を信頼して任せる姿を覚えている。(今は)その姿を見習っている」と話しました。 栗田さんの棺を乗せた車は、正午ごろ県庁前に、約500人の職員らが冥福を祈りながら見送りました。
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