伊織もえ、審査員として“東京コミコン”をイメージした衣装で登場「オーディエンスのつかみ方が一番すごかった」
「東京コミックコンベンション2023」(以下「東京コミコン2023」)が12月10日に千葉・幕張メッセで開催。コスプレーヤーの伊織もえが「コスプレチャンピオンシップ」に審査員として登壇した。 【写真】優勝を勝ち取って涙ぐむコスプレーヤーたち ■伊織「コスプレのクオリティーが高いので楽しみ」 グランドフィナーレ直前のステージで開催された「コスプレチャンピオンシップ」。アイデアと情熱を競うコスプレコンテストで、1次予選を通過した11組がステージに集結した。 大好きなコスプレを着て、ステージで1分間のパフォーマンスを披露。衣装の完成度、パフォーマンス度、オーディエンス度の総合審査によってグランプリを決めるというルール。優勝チームには「近畿ツーリスト旅行券10万円分と大阪コミコン3デーパス」が、他にも「タイヘイ賞」受賞チームには「HEIZAEMONドレッシングセット」「東京コミコン賞」受賞チームには「東京コミコングッズ豪華詰め合わせ」が贈られる。 審査員の伊織は「私、コスプレアンバサダーを務めさせていただいております。“コミコン”のコスプレのクオリティーが高いので、これから見られるのを楽しみにしております」と期待を込めたメッセージを。ちなみに、伊織は“東京コミコン”をイメージした赤と黒と白を使った衣装を着用した。 ■グランプリは“クリストファー・ノーラン監督”のコスプレチーム MCの「コスプレチャンピオンシップ in 東京コミコン2023」という呼びかけをきっかけに、会場の全員での「スタート!」の掛け声で本編がスタート。 「ロキ シーズン2」の“ロキとシルヴィ”に始まり、「ハリー・ポッター」「スパイダーマン」「ブルービートル」「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」「僕のヒーローアカデミア」「サウスパーク」「スター・ウォーズ」といったおなじみの作品の人気キャラクターから、クリストファー・ノーラン監督のコスプレまで、続々と登場して会場を沸かせた。 「東京コミコン2023」アンバサダーを務める新田真剣佑も審査員としてバックステージでモニターを見ながら審査を行っていたが、中盤にステージに登場。「相当レベルが高いですね。個人的にはクリストファー・ノーランさんに会いたかったです」と、“クリストファー・ノーラン監督”のコスプレが気になったと明かした。 全てのチームがパフォーマンスを終え、審査員がグランプリと各賞を決めている間に、「大阪コミコン2023」のコスプレチャンピオンシップで優秀した「ハリー・ポッター」の世界を表現したチームによるエキシビションが行われた。 いよいよ審査が終わり、グランプリが発表に。グランプリに輝いたのは、アンバサダーの新田も推していた「クリストファー・ノーラン監督」のコスプレチーム。審査員の伊織は「最初に監督が出てきてからのオーディエンスのつかみ方が一番すごかったんじゃないかなって。もちろん衣装のクオリティーもそうなんですけど、皆さん演技が本当に素晴らしかったです。コスプレって入り込んで楽しむことだということを見せてもらえたな、って思ったので選ばせていただきました」と審査の決め手を明かす。 ほか、「タイヘイ賞」は「ハリー・ポッター」をパフォーマンスしたチーム、「東京コミコン賞」は「僕のヒーローアカデミア」のコスプレチームが受賞。最後は全員で記念撮影をし、ステージを締めくくった。 ■「東京コミコン」とは 「コミコン」とは「コミックコンベンション」の略。1970年、ゴールデン・ステート・コミック・ブック・コンベンションとしてアメリカで開催されたイベントが原点で、漫画を中心としたポップカルチャーの祭典。 日本では2016年に「東京コミコン 2016」として初開催。第1回から毎年、海外の有名俳優や著名アーティストとのコミュニケーション、映画で使用されたプロップ(小道具)の展示・撮影、コスプレーヤー同士の交流の場などを設け、過去には東京コミコンの永久名誉親善大使スタン・リーや、クリス・ヘムズワース、オーランド・ブルームなど、多彩なセレブゲストが登場している。2023年は12月8日~10日の3日間、千葉・幕張メッセにて開催された。 なお、アンバサダーの新田も出演する「ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-」は、12月20日(水)よりディズニープラスのスターで独占配信される。 ◆取材・文=田中隆信