宇部港の機能や役割知る、宇部と山陽小野田の20社が見学【宇部】
宇部港活性化推進協議会(会長・篠﨑圭二市長)主催の同港見学会は5日、市役所と同港で開かれた。宇部、山陽小野田市の企業20社から53人が参加し、同港の概要と整備状況を聞いて施設3カ所を見学した。 同港の貨物取扱量増加、定期航路の拡充推進などの取り組みを官民一体となって実施している中で、近郊の企業に同港への認識をより深めてもらおうと開催した。 1部は市役所での座学で、同港を管理する国土交通省宇部港湾・空港整備事務所の鈴木純所長が現状を報告。使用開始から約50年となる沖の山岸壁では、今年度から老朽化対策事業として改良工事が始まっていることなどを説明した。 県は2020年に港湾計画を改訂するとともに、港湾脱炭素化推進協議会を今年3月に立ち上げたと述べ、同港での推進計画の策定に向けて議論が進行中だとした。 2部の現地視察では、バス2台に分乗し、芝中西岸壁の宇部コンテナターミナル、沖宇部にあるMUアークライン(旧・宇部興産海運)所有の沖宇部倉庫などを見学。同ターミナルでは、使用されている重機2台によるコンテナ運搬作業のデモンストレーションもあった。