小学生「濡れながら登校したのに」台風接近なのに休校しなかった福岡市教委 一転「保護者は迎えに来て」批判殺到で謝罪
「ごめんねとしか言えなかった」憤慨する小学校教員
教員は学校で起きたその後の混乱ぶりについてこう語りました。 「保護者にメールで連絡すると、学校に一斉に電話がかかってきました。『もう家を出たのですが、どうすればいいですか』『まだ出ていませんが、このまま家にいていいのですか?』という問い合わせの対応は30分以上続き、みなバタバタでした」 「もう登校していた子供もいたので、いったん教室に全員を入れました。保護者が迎えに来た子供から随時返しましたが、保護者の中には、仕事を抜け出してきている人がかなりいました。保護者が迎えに来られない子供は、先生が立ち会って集団下校させました」 「子供たちから『すぐ帰るなら来る意味ないし』『濡れながら来たのに』と言われ、『ごめんね』しか言えませんでした」
「保護者からの信頼を裏切った」
市教委の判断について、教員の間から強い不満が出たと言います。 「『連絡が遅すぎる』『あと20分連絡が速かったら、子供が家を出ていないので、学校現場の対応は全然違った』という声が圧倒的でした。登校させてすぐ『今から迎えに来い』はない」 この教員は「『濡れて学校に行ったせいで、体調を崩した』と言われたら、謝るしかない。学校に対する保護者の信頼を裏切った。子供を安心して預けられない、と思われても仕方ない」と話していました。
【関連記事】
- 「暴風警報下で登校」判断の遅れ認めた福岡市教委 北九州市は「強風域に入る見込み」が休校基準 分かれた対応
- 15年以上に及ぶ路上生活と売春 ”睡眠不足になるほど客をとった” 姉への強盗殺人罪に問われた妹(52) 収入はほぼ知人の女に送金と証言 ふたりの不可解な関係
- 「財布がなくなった」女子高校生の相談にゲームセンターの店長がとった”とっさの判断”「靴をみました」
- 「言うことを聞かないと殺される」20歳の男が12歳女子児童に性的暴行 通学路で起きた卑劣な犯罪に、判決は懲役6年6か月
- きっかけは”エアコンのつけ忘れ”「暑い。なんでつけてくれんかったと? 死ね」 発言した男子児童に担任が「一緒に死のうか」 廊下に連れ出し窓際で