米女優オリヴィア・マン、乳がんの診断を受けたことを明かす 両乳房切除の手術を公表
ドラマ「ニュースルーム」などに出演している女優のオリヴィア・マンが乳がんの診断を受け、乳房切除の手術を受けたことを公表した。
オリヴィアはインスタグラムに長文のメッセージを投稿。昨年2月に遺伝性のがんリスクを判定する遺伝子検査を受けたという。彼女も姉妹も結果は陰性。お互いに喜びあったがその2か月後に彼女は乳がんだと診断された。オリヴィア曰く「その後10か月で私は4回の手術を受け、数えきれないくらいの日数をベッドで過ごした。がんやがん治療、ホルモンについてこれまで想像しなかったほど学んだ。驚くべきことに私は2回しか泣かなかった。おそらく泣いている時間はないと感じたのだと思う。私は治療に集中し、頭をクリアに保つのを邪魔するような感情は一切棚上げしていた」。
オリヴィアはがんを発見できたのは主治医で産婦人科医のアリアバディ医師のおかげだとしている。「アリアバディ医師が私の年齢、家族性乳がんの既往歴、30歳を過ぎてから初産を経験したという事実などの要素を調べ、私の生涯でがんに罹患するリスクが37％だと算出した。そのため私はMRIと超音波検査、生検を受けることになった。生検の結果、私は両方の乳房にルミナルBがんがあることがわかった。ルミナルBは攻撃的で、進行が早いがんだ」。診断から30日後に彼女は両乳房を切除する手術を受けた。
「私は幸運だった。時間的余裕が十分残されていたから選択肢があった。同じ事態に直面するかもしれない女性もそうあってほしい」。オリヴィアは医師に乳がんリスクを計算してもらい、20%以上であれば30歳から毎年マンモグラフィと乳房のMRIを受けてほしいと呼びかけている。
最後に治療し支えてくれた医療スタッフと家族、パートナーで俳優のジョン・ムレイニーに感謝のメッセージを送っている。「私がこれを乗り越える間、愛し続けてくれた友人と家族に感謝している。ジョンはあらゆる手術や薬がどういうものなのか、どんな副作用や効果があるのか夜を徹して調べてくれた。本当に感謝している。私が目覚めたとき最初に見えるように、小さな息子の写真を額に入れていつも置いておいてくれた」「乳がんになったことのある友人たち、またそういう友人がいて私を彼女たちと繋いでくれた友人に感謝している」。インスタグラムには息子とジョンの写真が入ったフォトフレームも写っている。 この投稿にムレイニーは「僕たちと一緒にいるために一生懸命闘ってくれてありがとう。マルクと僕は君を尊敬し、愛している」とコメント、2歳になる息子からの愛も綴っている。またジェシカ・チャステインやレスリー・マン、ミンディ・カリングら多くの女性セレブからも体験談をシェアしてくれたことへの感謝やお見舞いの言葉が書き込まれている。
