“真っ金髪”でもヘンな目で見られない? ゴルフ場に髪形や髪色に関するドレスコードってあるの?
基本的にはどんなヘアスタイルをしてもOK
ゴルフは他のスポーツと比べると愛好者の年齢層が高めなイメージが持たれていますが、最近ではゴルフにチャレンジしようとする若い世代も非常に多くなっています。 【写真】バレたら“永久追放”!? これがマスターズで“持ち込み厳禁”の品目です しかし、若年層には髪を染めているなど少々派手なヘアスタイルをしている人もいますが、それでもゴルフをしたい人の中には「こんな髪でゴルフ場に入れるのだろうか」と考えている人もいるかもしれません。
では、派手な髪形や髪色はゴルフ場のドレスコードから見てどう捉えられるのでしょうか。ゴルフ場の経営コンサルティングを行う飯島敏郎氏(株式会社TPC代表取締役社長)は以下のように話します。 「ゴルフ場では、それぞれで利用約款を決めてドレスコードに明らかにそぐわない格好をしている人や風紀を乱すような迷惑行為をした人に対しては、入場を断ったり途中でも退場を命じたりできる権利が与えられています。しかし、単純に『髪を染めている』などの理由で良識ある人なのかそうでないのかを判断するのは、差別になってしまう可能性があります。髪を明るく染めていようと派手めな髪形であろうと、入場をお断りすることはないといって良いでしょう」 「ただ、メンバーシップを重視しているゴルフ場に会員の紹介で来場した場合、特に男性で髪を明るく染めていると他の会員の目に留まりやすい場合もあります。その人の行動や言葉遣いには一層注目が集まりやすいといえるので、悪い印象を持たれないように、多少なりとも『見られている』という意識をもって振る舞うのが無難でしょう」 ゴルフには、一部の学生連盟などを除き、髪の色や髪形を規定するルールは存在しないので、基本的にどんなヘアスタイルをしてきても問題はありません。実際、トーナメントに出場するプロゴルファーでも女子を中心に髪を明るく染めている選手もしばしば見られます。
ゴルフ場側はどんな容姿でも受け入れる方向へ
また、最近は若い女性でもゴルフを始める人が増えていますが、髪を長くしている場合、ゴルフの時にはどのようなヘアスタイルにするのが最適なのか分からないこともあるでしょう。ロングヘアーの人がプレーをする際に気を付けるべきポイントを飯島氏は以下のように話します。 「ゴルフはプレーヤーのスキルやコースの形状はもちろん、それらと同じくらいの比率で『風』もスコアや戦略の面で重要な要素となっています。髪形が崩れてしまうような強さで風が吹くこともよくあり、髪を下ろしたままの状態では、帽子をかぶっていてもスイングに影響が出てしまいます。ヘアゴムやシュシュのような髪を留められるものを持っていき、ポニーテールなどにしておけばスイングがしやすくなってプレーにも集中できると思います」 多くのゴルフ場のクラブハウスにはドレスコードが設定されていますが、一般的に「ドレスコード」と聞くと堅苦しくて身なりに制限がかけられているようなイメージを持たれがちです。 ところが、近年のゴルフブームも相まってドレスコードもだんだんと姿かたちを変えていき、どちらかというと「周りに不快感をかけない範囲で、自分の個性を表現したおしゃれな格好をするべき」という意味になりつつあります。 ゴルフウエアのファッション性がどんどん向上してきたのと同じように、今後は髪色や髪形についても少しずつ自由度が広がっていくようになるかもしれません。
ピーコックブルー