リニア静岡工区の着手求める決議 県の経済団体、雇用創出を期待
リニア中央新幹線沿線の都府県の経済団体で構成するリニア中央新幹線建設促進経済団体連合会が17日、東京都内で総会を開催した。静岡県の経済団体が9月に加わったと報告し、未着工の静岡工区の早期着手を求める決議を採択した。 リニア連合会に加わった静岡県商工会議所連合会の岸田裕之会長は総会で、リニア整備で経済波及効果と雇用創出が期待できると強調。静岡県知事にリニア推進派の鈴木康友氏が就任し「建設に向けての機運が非常に高まってきた」と述べた。岸田氏は静岡県内に停車しない「のぞみ」に集中する東海道新幹線のダイヤ見直しが進み、県内の駅の利便性が高まることが期待できると総会後に記者団に述べた。