ソフトバンク大津亮介、自己最長8回のマウンドで信じた2人の言葉 本人が映像をもとに振り返る大量失点後の登板での好投
ソフトバンクを徹底取材する「西スポWEB OTTO!」、と球団公式チャンネル「ホークスTV」によるコラボ企画「鷹番が聞く!解説しちゃOTTO」。 ソフトバンクの選手自らがあの試合、あのシーンを詳しく解説してくれます。第3回は2年目の今季から先発に転向し、ここまでリーグ2位タイの6勝を挙げている大津亮介投手(25)が登場。大量失点後の登板で自己最長の8回を投げ1失点で5勝目を挙げた6月22日のロッテ戦(みずほペイペイドーム)の裏側を中心に、今後の目標などを語ってもらいました。(取材・構成=鬼塚淳乃介) ■6月22日ロッテ戦、気迫の表情で雄たけびを上げる大津亮介【写真】 ◇ ◇ ◇ ―6月12日のヤクルト戦(みずほペイペイドーム)では5回で自己ワーストの7失点。同22日のロッテ戦は中9日だった。 「ヤクルト戦の終わりに倉野さん(投手コーチ)と話をした。後は一切話していない。『もうその日で忘れろ』と。何試合も投げていくとつかまる試合も絶対に1回は来ると思う。その回数は気持ちの入り方で全然違ってくる。打たれた後の投球も結構変わる。そういうのを気付けて良かった。プラスに捉えている」 ―初回に1点を先制された後は無失点。試合のキーポイントは。 「8回。初めて8イニング目を投げたし、普段なら絶対に勝ちパターン(の救援陣)が行く。いつも以上に絶対に点を取られてはいけない回だし、攻撃に流れが来るような投球をしないといけない。もう体力というより、気持ちで投げた」 ―気持ちの入れ方は。 「倉野さんに『絶対に抑えてやる』という気持ちを込めて投げろと言われて。その言葉が真っすぐに力が出たことにつながっているかな」 ―ただ8回先頭の上田選手には5球中4球がチェンジアップ。 「先頭は出せないし、チェンジアップが合っていないイメージはあった。普段はこんなに投げないが、いつもと違った配球だった」 ―3、4巡目となって配球を変えた。 「逃げの投球ではなく、勝負しにいった変化球というイメージ」 ―内角へのチェンジアップで空振り三振。 「三振でスタートできたので、気持ち的にも気合が入った。1アウトを取るシチュエーションに関しては本当に良かった」