【40代夫婦】手取り収入が全国平均の「560万円」くらいなのですが、毎月どれくらい貯蓄に回せるでしょうか?
計画的に貯蓄したいけれど、思うようにお金をためられないと、お悩みの方もいらっしゃるでしょう。確実にお金をためるには、毎月決まった額を貯蓄することが大切です。 そこで今回は、年代別の平均手取り収入と消費支出をご紹介します。さらに、生活費を除いて毎月いくら貯蓄できるのかをまとめました。
【世代別】平均手取り収入(年間)
まずは、二人以上世帯における各世代の手取り収入を見てみましょう。 金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯](令和4年)」を基に、各世代における年間手取り収入(税引後)の平均値を表1にまとめました。 表1
※金融広報調査委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯](令和4年)」を基に筆者作成 表1より、50代が最も年収が高い世代であることが分かります。会社によっても収入は変わってきますが、おおよその目安にして、自分の年収と比較してみましょう。
【世代別】平均消費支出
次は、生活に必要な支出を見てみましょう。 総務省統計局の「家計調査(家計収支編)二人以上の世帯(2022年)」によると、平均消費支出は表2の通りです。なお、上記資料を基に、1年間あたりの消費支出も算出しています。 表2
※総務省統計局「家計調査(家計収支編)二人以上の世帯(2022年)」を基に筆者作成 ライフスタイルによっても支出は異なりますが、年代によって約23~36万円と、幅が見られます。毎月の収入から、表2の支出を差し引いた額から貯蓄できることになります。実際に毎月いくら貯蓄できるのかを、次に見てみましょう。
貯蓄に回せるお金はいくらか?
平均的な手取り収入と消費支出が分かりました。ここで、どれくらいの金額を貯蓄に回せるかを計算してみましょう。年代別の貯蓄可能額について、表3にまとめました。 表3
※筆者作成 20代では月に9万円ほどですが、それ以外の年代では12万~19万円ほどの貯蓄が可能です。 ただし年代によって、迎えるライフイベントが異なります。結婚費用や教育費など、大きなお金が必要な時期には、思うように貯蓄ができない可能性もあります。 また、ひと月あたりに換算すると、ボーナス分も入っているために、貯蓄額が大きく感じられるかもしれません。実際には、ボーナス分を支給月にまとめて貯蓄に回す方も多いでしょう。あくまでも平均値から算出した貯蓄可能額ですので、目安として参考にしてください。