「和倉温泉をハブに復興を」温泉地の若手経営者が復興への青写真 馳知事に提出
地震の影響で今も休業が続く和倉温泉。旅館や商店を営む若手の経営者らが、復興に向けた新たなまちづくりのビジョンを策定し、11日馳知事に報告しました。 【写真を見る】「和倉温泉をハブに復興を」温泉地の若手経営者が復興への青写真 馳知事に提出 七尾市の和倉温泉では、建物への被害や長引く断水の影響で、今も22の旅館やホテルが営業を再開できない状態が続いています。こうしたなか地元の若手経営者らでつくるワーキンググループは先月、新たな温泉地の姿を描く「和倉温泉創造的復興ビジョン」を策定。11日に馳知事のもとを訪れ、県が後ろ盾となって復興を後押ししてほしいと訴えました。 多田屋・多田健太郎社長 「和倉温泉をハブとして経済効果も含めて役立つような温泉地として復興を遂げたい。それにはぜひ県の方からもバックアップをお願いしたい」 馳知事 「働いている人にもコンセプトを理解して頂いて、1人でも多くの人を呼び込めるように」 2040年を目標とする復興ビジョンには、七尾湾を生かしてまちの回遊性を高める景観づくりや、防災力強化に向けた高台にある避難場所の確保など、6つの基本指針が盛り込まれています。 多田屋・多田健太郎社長 「どの旅館も同じ位被害を受けていて、ここで初めて横の連携を持って復興できるんじゃないかと希望を持っている」 ワーキンググループでは今後、地元住民や従業員など広くメンバーを集めながら温泉街の再生に向けて活動を続けたいとしています。
北陸放送