今平周吾の最新セッティング。44.5インチのドライバーをさらに短く持って平均288ヤード
2018年と2019年、かつての賞金王が、今年は日本オープンを制覇。通算10勝となった。クラブはヤマハ契約。新旧モデルが混在しているが、全番手に共通するのは〝程よい逃げ顔〟な点。今平の最新セッティングをチェック。 今平周吾の最新クラブセッティングはこちら
ドライバーは2016年モデルのRMX116でロフト10.5度。各年代のニュードライバーをバッグに入れてプレーすることもあるが、この8年間、エースはこの116だ。
44.5インチの短め仕様を、さらに短く持って狙い打ちするのが今平スタイル。平均飛距離は288.15ヤード、トータルドライビングは4位。
3WはコブラのLTDx、5WはテーラーメイドのM5で契約外モデルを長く使う。3Wはトウ側とヒール側に鉛を貼って方向性を高めている。UTはロフト21度のタイトリスト910Hで、これは10年以上愛用する。本人曰く、「必要に応じてスピンもかけられて、距離を出す打ち方もできる」と、替えの利かない1本。先日の日本オープンでは、難しいコースセッティングの攻略に大活躍した3本だ。ウッド系も逃げ顔が好みで、どれもスピンが入ってくれるモデルを選んでいる。
4Iと5Iは「やさしくて球が上がりやすいのが好き」とRMX VD/Mで、コースの距離が伸びている今、「出番も増えているので、やさしくて助かっています」6IからPWは操作性に長けたRMX VD/R。「打感が軟らかく、距離感を出しやすいです」とお気に入り。アイアンのシャフトは、ダイナミックゴールドのS300を挿していたが、昨年秋からN・S・プロのモーダスプロトタイプにスイッチ。「つかまりすぎるエラーが解消されました」。
ウェッジはボーケイの52度と60度。ロフト8度ピッチで"上げる""転がす"のメリハリを利かせる。60度のウェッジワークス プロトは、リーディングエッジの"浮き"を抑えたBグラインドで、そのソールのヒールからセンターを削って、さらにフェースを開きやすくカスタマイズ。