自民総裁選 加藤勝信氏が倉敷で意欲 党岡山県議団 出馬要請へ
自民党の加藤勝信元官房長官は18日、倉敷市内であった党岡山県議の会合に出席し、党総裁選について「私自身、担うべきものをしっかり担っていきたい」と述べ、立候補への意欲を改めて示した。加藤氏が所属する党岡山県連の県議団も出馬を求める要請文を取りまとめる方針を固めたことが新たに判明。地元からの支援を本格化させる構えだ。 加藤氏は会合で厚生労働相や1億総活躍相といった主要ポストを歴任してきたことに触れ「次の時代を切り開いていけるとの思いを(国民に)持っていただけるような政治をつくらないといけない」と強調。その上で「地元の皆さんから『頑張れ』と後押しがいただけるほど心強いものはない」と語った。 会合後、報道陣から立候補に必要な推薦人20人の確保の見通しを尋ねられると、「一人一人にお願いしている最中で、その輪を広げるべく努力をしている」と答えた。 一方、総裁選は立候補者が乱立する様相を呈していることを踏まえ、党県議団は地元の支援が欠かせないと判断。加藤氏に対して「県議団の総意」として出馬要請を行う方向で調整に入った。近く会合を開いて正式に決める方針。 党県連幹事長の小野泰弘県議は19日の取材に「国内外に課題が山積する中、党の要職を歴任し、政策にも通じている加藤氏こそがトップリーダーにふさわしい。岡山県選出の総裁の実現に向けて全力でバックアップする」と話した。 加藤氏は、16日夜のBS11番組で立候補への意欲を示していた。