日本製紙釧路工場の社宅、賃貸マンションに
北海道釧路市にある日本製紙釧路工場の社宅として使われていたマンション(釧路市鳥取大通1)2棟が一般向けの賃貸マンションとして生まれ変わった。マンションの所有者は市と釧路町の一般産業廃棄物収集業などを行う「令清舎」(春採8、小山内俊文社長)で、マンション名に同工場の旧社名「十條製紙」の名前を取り入れ「ドミール十條」としている。(小西靖) マンションはともに4階建て。「ドミール十條A棟」(旧C号棟)と「ドミール十條B棟」(旧9号棟)に分かれる。土地面積は7599平方㍍。A棟は1989年建築で延べ床面積は1601平方㍍。4LDK、16戸。B棟は1990年建築で同面積は1981平方㍍。3LDK、24戸。 同社は同収集業を主業とし、太陽光発電事業、不動産事業(賃貸)を行っている。今回、同マンションは市内の不動産会社「ビッグ釧路店」の仲介で取得。マンションの周辺地域には商業施設などもあり、需要が見込めることから購入した。マンション名に「十條」を入れたことについて、地域に十條の名前を残したかったという。 2棟の内装は全てリニューアル。車庫付きで新たに宅配ボックスやカメラ付きインターフォン、無料Wi―Fi(ワイファイ)を備えた。A棟の賃料は共益費3000円を合わせ1カ月6万円。ペットを飼うことも相談可能。敷地にはドッグラン設置も予定している。B棟の賃料は共益費を合わせ同5万3000円。入居などの問い合わせは不動産のビッグ釧路店へ。
釧路新聞