座礁した「第１８昭芳丸」

北海道積丹町美国の海岸で２２日朝、漁船が座礁しているのが見つかった事故で、意識不明で病院に搬送された男性の死亡が確認されました。 座礁した漁船が発見されたのは、積丹町美国の厚苫岬付近です。 午前７時すぎ、付近にいた漁師から「５トンくらいの船が座礁している。中に人が乗っているかは分からない」と消防に通報が入りました。 小樽海上保安部によりますと、船は古平町の東しゃこたん漁業協同組合に所属する「第１８昭芳丸」で、乗っていた長谷邦昭さん（63）と連絡がとれなくなっていました。 小樽海上保安部は長谷さんが海中に転落した可能性もあるとみて、消防や警察などとともに捜索していましたが、午前11時半過ぎに長谷さんが発見されました。

陸揚げされた「第１８昭芳丸」

長谷さんは意識不明の重体で病院に搬送されましたが、正午過ぎに死亡が確認されました。 小樽海上保安部は座礁していた漁船を近くの古平漁港に陸揚げして、詳しい事故の状況などを調べています。