ルカクに続くベルギーの“怪物FW”へ ライプツィヒで完成近づく23歳のオペンダの脅威
RCランスでの1年から一気にブレイク
エデン・アザールが現役を退き、ベルギー黄金世代には1つの区切りがついた。今でもFWロメル・ルカクら2010年代のベルギーを引っ張ってきたタレントは数名残っているが、それでも今後は世代交代の動きも加速してくるだろう。 新世代の前線で頼もしい存在の1人がライプツィヒFWロイス・オペンダだ。 今夏にフランスのRCランスからライプツィヒへ移籍したオペンダは23歳の選手だが、ここまでのステップアップはなかなかに早い。 国内の名門クラブ・ブルージュで育ったオペンダがRCランスに移籍したのは昨年のことだ。そこでリーグ戦21ゴールの記録を残すと、1シーズンでライプツィヒへと移籍した。たった1シーズンでランスを去ったことについてはサポーターからも寂しいとの声が挙がっていたようだが、ロペンダはステップアップに仕方のない決断だったとコメントしている。 「SNSでサポーターから寂しいとの声が出ているのを目にした。彼らが僕に去ってほしくなかったのはわかっている。1シーズンで退団したからね。一部のサポーターが僕の残留を望んでいたのは事実だ。でもそれがフットボールだ。これは取らなければならなかったステップだ。僕はランスで忘れられない一年を過ごした。それはいつまでも心に残るだろう」(仏『RMC Sport』より)。 ライプツィヒでもブンデスリーガ11試合で9ゴールと見事なスタートを切っており、ルカクに続くベルギー怪物FW候補だ。まだベルギー代表では2ゴールのみと当たりが出ていないが、EURO2024へ楽しみな戦力であることは間違いない。
構成/ザ・ワールド編集部