トークショーを行ったリカルド・ロペス氏（左）と大橋秀行会長

プロボクシングの元世界2階級制覇王者のリカルド・ロペス氏（58）＝メキシコ＝が24日、東京・文京区のblue－ing！で現役時代に対戦した大橋ジム会長で元WBA、WBC世界ミニマム級王者の大橋秀行氏（59）とトークショーを行った。 プロ52戦無敗のロペス氏は4団体世界スーパーバンタム級統一王者の井上尚弥（31）＝大橋＝を「日本だけでなく、世界でも一番すごいチャンピオン」と絶賛。現役時代の自分が今の井上と対戦した場合「勝つのは難しい」と苦笑いした。 ロペス氏と大橋会長は1990年10月に東京・後楽園ホールで、WBC世界ミニマム級タイトルマッチとして対戦。挑戦者のロペス氏が王者の大橋会長に5回TKO勝ちしている。大橋ジムと八王子中屋ジムが共催する興行「フェニックスバトル122」（25日、後楽園ホール）にロペス氏を招待しており、トークショーはそれに先駆けて行われ、両者が2016年9月以来、約8年ぶりに再会した。大橋会長は「やっぱりオーラがあるよね。紳士だし。会えてうれしいですね」と再会を大いに喜んだ。 「フェニックスバトル122」内では、試合から約34年ぶりに後楽園ホールで、2人の功績をたたえるセレモニーが開催される。セレモニーには大橋ジム所属の世界王者経験者の川嶋勝重氏、八重樫東氏、井上尚弥、井上拓真、武居由樹も参加する予定だ。 プロ戦績はロペス氏が52戦51勝（38KO）1分け、大橋会長が24戦19勝（12KO）5敗。（尾﨑陽介） 「フェニックスバトル122」の対戦カードは下記の通り。 ▼メインイベント（日本ミニマム級王座決定戦） 同級2位の松本流星（帝拳）vs同級1位の森且貴（大橋） ▼セミファイナル（東洋太平洋ミニマム級王座決定戦） 同級5位のジョン・ケビン・ヒメネス（フィリピン）vs同級6位の石井武志（大橋） ▼第5試合（日本ユース・ミニマム級タイトルマッチ） 王者の宮澤蓮斗（松田）vs北野武郎（大橋）