ヤクルトD3位・石原勇輝が1軍デビュー 不運重なるも粘って1失点「チームに必要とされるような投手に」
(セ・リーグ、DeNA6-3ヤクルト、24回戦、DeNA15勝9敗、22日、横浜)ヤクルトのドラフト3位・石原勇輝投手(23)=明大=が待望の1軍デビューを飾った。3ー5の八回に4番手でプロ初登板。1回24球を投げ、1安打1失点に抑えた。 広島・広陵高、明大を経て入団した左腕。先頭の森敬は、ライナー性の打球を左翼手のサンタナが後逸して二塁打に。続く代打・柴田の犠打は一塁手のオスナが捕球ミスした。不運が重なり、無死一、三塁とし、1番・梶原の二ゴロの間に1点を失ったが、その後は粘投。牧を右飛、佐野を二飛に打ち取った。 初めての1軍マウンドを振り返り「周りを見たら、観客の皆さんがいっぱいで、飲み込まれそうだったんですけど、野手の方が声をかけてくれたので、そこまで緊張することもなく、自分のペースで投げることができました」と笑顔。二飛に斬った佐野は、広陵ー明大の先輩で「高校、大学の先輩なので、絶対に抑えてやろうと思って挑みました」とうなずいた。 初登板をベンチから見つめた高津監督は「思ったよりも、しっかり投げられているのかなという感じがした。毎日が勉強だと思うので、投げるたびに成長していってほしい」と期待。石原は「変化球を磨いてきたので、変化球はちょっと通用したのかなと実感しています。真っすぐの球威はまだ通用しないとも感じているので、課題と良かった点が見つかってよかった。チームに必要とされるような、頼ってもらえるようなピッチャーを目指して頑張っていきたい」と力を込めた。