「SILENT HILL」クリーチャーデザイナーの伊藤暢達、開発当時は忙しすぎて恋人を作る時間もなかったと明かす
「SILENT HILL」クリーチャーデザイナーの伊藤暢達、開発当時は忙しすぎて恋人を作る時間もなかったと明かす
「SILENT HILL」のアートディレクターであり三角頭の生みの親でもある伊藤暢達が、開発当時はあまりに忙しく恋人を作る時間がなかったと明かした。 「SILENT HILL 2(リメイク)」画像・動画ギャラリー 伊藤はXにて、ゲーム開発者として活動していた頃は、つねに輝いていたわけではないと語っている(PC Gamerより)。それは、「SILENT HILL」という恐ろしいサバイバルホラーシリーズに携わっていたからというだけではないようだ。 1999年から2003年までの4年間で、KONAMIは『SILENT HILL』、『SILENT HILL 2』、『SILENT HILL 3』を発売。伊藤はその開発に深く関わっていた。 「美大に通っていた頃とか、『SILENT HILL』の1~3や中止になったタイトルを開発していた頃とかは、1人も彼女がいなかった。そんな時間がなかったから」と伊藤は述べている。「自分を天才だと思ったことは一度もないけど、すごく負けず嫌いだった。天才に勝る唯一の方法は、自分が成し遂げたいものに完全に身を捧げること」 「SILENT HILL」シリーズは、高い評価を得て商業的にも成功したリメイク版『SILENT HILL 2』のおかげで再び盛り上がりを見せている。伊藤は同シリーズに携わっていたことを後悔しているとは述べていないが、これまでこのシリーズについては率直な意見を述べてきた。 2022年のポストでは、「三角頭をデザインしなけりゃよかった」と述べている。これは、販売元のKONAMIに対する批判とともに投稿されたものだ。削除済みのポストでは、「(三角頭を)多くのタイトルで登場させると(三角頭が)安っぽくなる」とも語っていた。 KONAMIはBloober Teamと協力して三角頭が初登場した『SILENT HILL 2』をリメイクした。2024年10月8日に発売された同作は、批評家から称賛され、1週間足らずで販売本数が100万本に達し、ファンはさらなる作品を熱望している。 リメイク版『SILENT HILL 2』はIGN JAPANのレビューで10点満点を獲得。「オリジナル版を最大限リスペクトしつつ、人間の弱さや苦悩に向き合う物語を、感情豊かに現代に復活させただけでなく、古典的なサバイバルホラーの楽しさすらも復活させている。肩越し視点のコンバットデザインは焦燥感と緊張感を生み出しており、シリーズ今後の指標となるべき完成度を誇っている」と評されている。
Ryan Dinsdale
【関連記事】
- リフレッシュレート120Hzに対応した48インチ有機ELテレビ「REGZA 48X8900L」がAmazonにて39%オフで販売中
- RTX 4060を搭載したゲーミングノートPC「HP Victus by HP」がAmazonにて22%オフで販売中
- リメイク版『SILENT HILL 2』開発のBloober Team、さらなる「SILENT HILL」作品のリメイクや新作を手がけることに前向きだと明かす
- リメイクで革新性を作り出す最善のアプローチは「郷愁」を受け入れること リメイク版『SILENT HILL 2』の開発者のインタビュー映像が公開
- リメイク版『SILENT HILL 2』ではゲームが進むにつれてジェイムスの顔が疲れていく ヒーローではない一般人なので普通の人の動画も参考にして作られた