センバツ 明豊、手応え 新基準バットで快音 九国大付と練習試合 /大分
高校野球の今季の対外試合が2日、解禁され、第96回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)に出場する明豊が、九州国際大付(北九州市八幡東区)と練習試合をした。今大会から採用される低反発の新基準の金属バットを使って2試合を戦い、明豊は両試合とも長打を放つなどして勝利。18日に開幕するセンバツに向けて幸先の良いスタートを切った。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 1試合目は相手左腕に対し、秋の公式戦はメンバー外だった谷野裕紀(2年)が本塁打を放つなど4得点。谷野は「芯は少し外れたが、ウエートトレーニングで鍛えた成果が出た。良いスタートになった」と笑顔を見せた。 先発したのは秋の九州地区大会で背番号1を付けた野田皇志(同)。三回までに3失点したが、その後は冬に磨いた変化球を主体にした投球で相手に追加点を与えず完投した。野田投手は「完投は初めてで自信になった。初回から変化球で打者に的を絞らせずに打ち取れるようになりたい」と話した。 メンバーを入れ替えて臨んだ2試合目は、先発した寺本悠真(1年)が安定した投球で試合のリズムを作った。攻撃では二回に的場航輝(2年)の2点適時二塁打などで6点を挙げ、14―5で大勝した。 川崎絢平監督は「試合前に強気で自分をアピールしてほしいと言っていた。投手力のあるチームと最初の試合ができ、全体の出来は良かった」と手応えを口にした。【神山恵】