プレゼンで「資料に沿ってご説明」はダメ!3分で伝わる言い方とは? ひろゆきの仕事で使える“ズルい”言いまわし
仕事やプライベートで「なぜかうまくいく人」は、どんな言葉を使っているのか? 実は賢い人ほど、相手から期待通りのリアクションを引きだす「ズルくてうまい言いまわし」を日頃から駆使している。 どんな言葉を使えば物事がスムーズに進むのか? 様々なシチュエーションごとに「ダメな言い方」「うまい言い方」を解説した、ひろゆき氏の新刊『賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし』から、テクニックの一部を紹介しよう。
社内プレゼンでうまく意図を伝える言い方
用意周到に準備した社内プレゼン。スライドを使いつつ丁寧に説明したつもりが、聴衆はあまりピンときていない様子で反応はイマイチ……。そんな苦い経験をしたことがある人は多いだろう。どうやって説明をすれば相手に内容を理解してもらえるのか?
決定権を持つ頭のいい人には、要点だけでも十分に伝わる
まず前提として、プレゼンで話をしっかり聞いてもらえる「魔法の言葉」など存在しません。ただ、プレゼンを理解してもらうための話し方はあるような気がします。 僕はプレゼンをされることも結構あるのですが、ダメなプレゼンの特徴は「相手が何を判断したらいいのかがわからない」ということです。プレゼンをするということは「◯◯万円を出資してください」とか「転勤したいので人事命令を発令してください」とか、何かしら目的があるはずですが、そのための説明や思いがダラダラ続くと、相手は何をするべきなのかが掴めなくなります。そんなプレゼンは途中で飽きられて当然です。 逆にいいプレゼンは、短くてわかりやすい。少なくとも僕にとってはそうです。僕は今でもたまにプレゼン的なことをしますが、何枚もスライドを用意するのではなくA4の紙一枚に端的に、前提、目的、手段、目標、体制を箇条書きで書きます。 というのも、決定権のある人は忙しい人が多いからです。何十ページにわたって詳細が書かれた、日本の家電の説明書みたいな資料を作る人もいますが、忙しい人はそんなのしっかり読めません。しかも、そこから知りたいことを探すのだって面倒です。 そもそも、プレゼン現場で伝えなければいけない“本当に必要な情報”は、そんなに多くない。詳しく説明できる必要はありますが、詳しく説明する必要はないのですね。相手が興味を持ってきたら質問が来るので、それに詳しく対応すればよいだけです。だから、僕のプレゼンの資料にはデータなどは載せてなかったりします。 事実、僕が役員をやっている会社がグーグル社にビジネスプランを提出したときも簡素なテキストでしたし、それで通りました。決定権を持つ頭のいい人たちには、要点を伝えるだけでも十分に意図が伝わるのです。