国内最大級の円墳で保存状態良好な『筒状の木棺』を確認 内部からは金属反応も…今後の発見に注目集まる 盾形銅鏡など出土 奈良・富雄丸山古墳
奈良市の富雄丸山古墳で保存状態が極めて良好な木製の棺が確認されました。 富雄丸山古墳ではこれまでに過去最大の蛇行剣などが発掘されていますが、奈良市が去年12月から古墳を調べたところ木製の棺が確認されたということです。2月6日に報道関係者に公開されました。 【画像を見る】確認された木棺を近くで見ると… 確認された木棺は筒状で被葬者や副葬品を収める身とその上にかぶせる蓋にわかれる「割竹形木棺」と呼ばれるもので、長さは5メートルあまり、幅は約70センチあります。保存状態が極めて良いということです。 木棺は土の中で腐食して消失することが一般的で詳細な構造を留めるものは珍しいということです。 木棺の内部からは金属探知機による反応があり市の今後の調査で内部からどのような発見があるのか、注目が集まります。 市は2月中旬から内部の本格的な調査を開始する予定です。