「早い時間に警告を乱発された」韓国代表のクリンスマン監督がバーレーン戦を裁いた中国人主審に苦言を呈す!「荒れた試合」「リスクが高すぎた」【アジア杯】
イ・ガンインの後半2発で白星スタートを飾る
3-1の快勝劇にも笑顔はなかった。スタメン11人のうち5人にイエローカードが提示されたからだ。 【PHOTO】美女サポーターも続々集結! カタールで開催中のアジアカップを盛り上げる各国サポーターを特集! 現地1月15日、アジアカップ2023のグループステージ初戦で韓国代表はバーレーンと対戦。1-1からMFイ・ガンインの圧巻2ゴールで突き放して白星スタートを切ったが、試合途中から韓国ファンからは中国出身のマ・ニン(馬寧)主審の不可解なジャッジに対する批判が殺到した。 まず開始9分にMFパク・ヨンウが、同13分にはDFキム・ミンジェが警告を受ける。さらに28分にDFイ・キジェ、61分にFWチョ・ギュソン、そして終了間際にはFWソン・フンミンにもイエローカードが出た。かならずしも疑念を投げかけられる裁定ではなかったが、結果的にマ・ニン主審は韓国に5枚、バーレーンに2枚と合計7枚の警告を提示したのである。 韓国は警告を受けた5選手のうち、ソン・フンミンを除く4選手を途中交代させた。2枚目を出されて退場→次戦出場停止になることを恐れたためで、試合後にユルゲン・クリンスマン監督の口から漏れたのは主審に向けた苦言だった。「全体的に荒れた試合になったが、良い形で終えられて良かった。結果的に勝点3を獲れたからね。もう今は次の試合に集中しているよ」と話しつつ、記者の質問を受けて次のように答えた。 「イエローカードが多かったのは本当に残念だ。今日の試合は何かが違っていた。試合が始まって早い時間から主審に警告を乱発されたため、いろいろと考えなければならなくなったんだ。後半にも警告を出される可能性があったため、イ・キジェやキム・ミンジェらを交代させざるを得なくなった。リスクが高すぎたからね。マネジメントはかなり難しくなったし、きわめて残念なことだった」 そしてドイツ人指揮官は、「ただ、こうしたことは起こりうる。我々はスマートに切り替えて、次のヨルダン戦に向けた準備を進めなければならない」とコメントした。 韓国はグループEでヨルダン、バーレーン、マレーシアと同居。日本が史上最多4度のアジアカップ優勝を誇るのに対して、韓国は過去に2度制したのみで、最後にトロフィーを掲げたのは1960年大会まで遡らなければならない。64年越しの悲願成就へ、史上最強メンバーと謳われる布陣で頂点を見据えている。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部