【速報】旭川いじめ問題 中学生に対する7件のいじめ認定 市が再調査委員会の報告書を公表
北海道旭川市の公園で3年前、当時中学2年生だった廣瀬爽彩さんが凍死した状態で見つかった問題で、市は13日、再調査委員会による報告書を公表し、認定されたいじめの詳細が明らかになりました。 報告書は再調査委が市に提出したものからプライバシーに関わる部分を削除した「公表版」です。 旭川市で2021年、当時中学2年生の廣瀬爽彩さんが凍死した状態で見つかった問題では、市教委の第三者委員会がまとめた報告書に遺族が反発したため、再調査委員会による調査が進んでいました。 13日に公表された再調査報告書は、廣瀬さんに対する7件のいじめを認定しています。 報告書ではクラス内でのいじめで居場所を失った廣瀬さんが上級生らとのつながりを求める中で、性的な動画の撮影などさらなるいじめに苦しむ様子が記されています。 また、第三者委員会が認定を避けたいじめと自殺の因果関係について、再調査報告書は「いじめ被害が自殺の主たる原因であった可能性は高い」としています。 この問題をめぐって再調査委は6月、いじめと自殺の因果関係を認定する調査結果を市に報告。 一方、市の第三者委員会による最終報告書とみられる文書が黒塗りが外れた状態で流出したことを受け、報告書そのものの提出は9月まで見送られていました。