キャラうちわで魅力発信 移住定住PRに活用へ【長野県阿智村】
「暮らす、生きる。阿智家族」をキャッチコピーに移住定住促進に取り組む長野県阿智村は、定住促進PR用のうちわを新たに作成した。阿智家族公式キャラクターの「星乃ももか」を全面に押し出しながら、日本一を掲げる星空や花桃など村の魅力をPR。協働活動推進課の窓口で配布するほか、大都市圏での移住相談会などのイベントで活用する。 星乃ももかは、阿智村内に事務所を構える漫画家の好本拓朗さんがキャラクターデザインを手掛け、2021年に誕生した。星空と花桃をモチーフにしており、村をまるごと大きな家族に見立てて移住定住を促進する中、村は公式キャラクターとしてさまざまな販促物やPR動画に起用している。 新しいうちわは、約5000本が咲き誇る園原地区の花桃の里を背景に、かわいらしいキャラクターのイラストをあしらった。裏面では日本一を掲げる星空に加え、昼神温泉と清内路の手作り花火、質の高い農作物といった村が誇る観光名所やものを紹介している。 同課の菱田直樹課長は「日本一の星空と花桃を繰り返し発信することで深度化させたい」と話し、「移住希望者はもちろん、村を一度離れた若者が村に思いを寄せるフックになりいつか戻ってくることにつながれば」と期待した。