一匹おおかみUBSラム氏、再び逆張り-中国不動産セクターに強気
ラム氏はこのセクターについて、長年の低迷を経て、現在は緩やかに回復しようとしていると分析。年内に販売と価格が上向くことはないものの、下げが和らぐと予想している。
同氏によれば、住宅販売は地域によっては7%減と、22年に記録した27%減より小幅な落ち込みにとどまる見通し。住宅着工件数は5%減と、22年の39%減から減少幅が縮小する見込み。住宅価格は1級都市と2級都市で10%下落する可能性がある。
ラム氏は別の電子メールで、「3年にわたる不動産価格の下落サイクルが買い手の購入先送りにつながっていたが、いったん価格が安定すれば、繰り延べ需要が戻ってくると考えている」と説明。
さらに、25年6月までに「不動産価格と住宅着工件数が安定化すると思われる。現時点で最大の議論は、住宅購入者の需要がどのように回復するかというマクロ的な問題だ」と指摘した。
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原題:UBS Analyst Who Took on Evergrande Now Bullish on China Property(抜粋)
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