伏見屋邸にお目見えしたリボン製の金魚

長野県下諏訪町東町下の旧中山道沿いにある国の登録有形文化財「伏見屋邸」に、今年も包装用リボンで作った金魚のつるし飾りがお目見えした。色とりどりの金魚が風に揺られて空中遊泳する様が、歴史ある建物内に彩りと涼やかな雰囲気を醸し出している。8月末まで。 つるし飾りは、岡谷下諏訪広域シルバー人材センターの「手芸同好会」と「絵手紙の会」が協力して制作。10年ほど前から色あせたものを取り換えながら毎夏飾っており、夏の風物詩となっている。 涼しげな色のリボンで作られた約500匹の金魚は、絵が描かれた紙コップごとまとめられ、ひもの先には「暑中お見舞い申し上げます」などの言葉が書かれた短冊が付けられている。 伏見屋邸のスタッフは「吹き抜ける風と涼を感じに訪れていただければ」としている。入場無料。午前9時～午後4時30分。月曜と祝日の翌日休館。