自民党党紀委員会 “裏金議員”らの処分決定へ
日テレNEWS NNN
自民党は、いわゆる裏金事件を受けて、関係する国会議員らの処分をまもなく党紀委員会で正式に決定します。自民党本部前から中継です。 党紀委員会は午後4時から始まる予定ですが、メンバーからも処分をめぐる幹事長らの対応に不満や疑問の声があがっていて、混乱する可能性も出ています。 自民党執行部は、安倍派の幹部らを「離党勧告」、「党員資格停止」、「党の役職停止」と差をつけて処分する方針です。 一方、焦点となっていた、二階派の事務総長の武田良太氏は「党の役職停止1年」となる方向です。このように処分に差がつくことには不満も出ています。 安倍派座長・塩谷立氏「事実に基づいた、処分の基準を明確にしていただきたいということだね。(岸田首相も)党の代表としての責任はあるんだろうと」 塩谷氏は「岸田総理大臣にも責任はある」と主張しました。党によると処分の対象39人のうち、31人が自分の主張を訴える、弁明書を提出したということで、塩谷氏のように不満をもっている人も多いとみられます。 ――一方で、裏金事件の実態解明はできたんでしょうか? 安倍派幹部の証言は食い違ったままで、派閥の重鎮である、森元総理にも取材を試みましたが全容はわかっていません。 安倍派の“重鎮”森元首相 「(Q.日本テレビです。安倍派の裏金を始めたのはすみません、先生でしょうかという事だけ伺いたいんですけれども。森さん取材に応じていただけないでしょうか)…」 なぜ裏金づくりが始まったのか。実態解明がなされないまま「処分」が決まる状況には自民党内からも批判が出ています。