ロッテ・吉井監督、同点のきっかけとなったソフトバンク・山川への1球悔やむ「あれが余計だったと…」
◇22日 ソフトバンク3―1ロッテ(みずほペイペイドーム) ロッテの吉井理人監督は、1点リードで迎えた7回1死から同点のきっかけとなったソフトバンクの4番・山川への1球を悔やんだ。 ここまで2打席凡退していた山川に対し、ロッテ先発の種市は変化球を続けて2球で追い込んだが、3球目の148キロ直球は高めに外れる明らかなボール球。その後、ファウルで5球粘られ、11球目が死球となって山川は出塁。続く近藤の二塁打と柳町の犠飛で追い付かれた。 試合後の吉井監督は7回の場面について「これも想像なんですけど…」と断ったうえで「1―0で終盤来て、やっぱホームランを打たれるのが一番嫌なんで。山川に対しては2ストライクと追い込んで、1球外しましたよね。あれが余計だったと思うんですよ。で、その後も、投げる球が変化球しかないっていうのが分かる配球だったんで。そうなると厳しいところを狙うので。フォアボールになるかなと思ったら、やっぱりデッドボールで出塁だった」と持論を展開した。 続けて「そこの一球外したところから、ちょっと種市の感情が、気持ちが揺れて、パフォーマンスがちょっと下がったかなっていうふうに感じました。これを本人がどう思ってるか分からないですけど、長年の野球の経験からそう思いました」。投手出身の監督らしく、力投を続けながら白星をつけてあげられなかった右腕を思いやった。
中日スポーツ