井岡一翔が7月7日マルティネスとの統一戦KO宣言 その後は「エストラーダ選手と3団体統一戦できたらいいなと思っています」
◆プロボクシング WBA、IBF世界スーパーフライ級(50・8キロ以下)王座統一戦12回戦 WBA王者・井岡一翔―IBF王者フェルナンド・マルティネス(7月7日、東京・両国国技館) 志成ジムは22日、都内で会見し、WBA世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(志成)が7月にIBF同級王者のフェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)と東京・両国国技館で王座統一戦を行うと発表した。井岡は初対面した相手について「ファイターで接近戦に強い印象です。彼の距離で打ち勝たないと止められない。打ち勝ってKOができたらいいなと思います」とKO宣言した。 12月にタイトルを防衛した井岡陣営はWBC王者のフアン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)との統一戦を目指し、交渉を続けていた。しかし、エストラーダは6月29日(日本時間30日)にIBF、WBO世界フライ級王座を返上したジェシー・ロドリゲス(米国)との対戦が決定。マルティネスとの交渉に切り替えていた。 関係者によると、今回の王座統一戦に勝った選手がエストラーダ―ロドリゲス戦の勝者と3団体統一を懸けて戦う可能性があるという。本人は「ベルト2本取って、その後にエストラーダ選手と3団体統一戦できたらいいなと思います」とWBC王者の勝利と対戦を望む。ただ、「今はこの試合に全力を尽くす」とマルティネス戦に集中する。 井岡の統一戦はWBO世界スーパーフライ級王者だった22年12月にWBA王者のジョシュア・フランコ(米国)と戦って以来。このときは引き分けで王座統一は果たせず。「統一戦は自分の長いキャリアの中でも少ない。特別」とし、相手や両陣営、両団体への感謝を口にした。 マルティネスは22年2月、ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)から王座を奪取。昨年6月には2度目の防衛を果たしている。「特別で重要な試合。アルゼンチンにベルトを持ち帰りたい」とこちらも勝利宣言した。 戦績は35歳の井岡が31勝(16KO)2敗1分け、32歳のマルティネスが16勝(9KO)。 試合はABEMAで無料生配信される。
報知新聞社