真冬の北海道東部地区での大規模災害を想定 燃料輸送の手順確認や孤立地域への支援などの訓練実施 救出も物資輸送も“早さ”が重要
北海道放送(株)
冬の大規模災害に備え、燃料の輸送や孤立地域の支援を想定した訓練が北海道庁などで行なわれました。 訓練は、地震により真冬の北海道東部地区で大規模停電が発生した想定で、北海道経済産業局と陸上自衛隊が連携して行なわれました。 21日は、エネオス留萌油槽所で陸上自衛隊の燃料タンク車が軽油を補給し、被災地のガソリンスタンドに輸送する手順を確認しました。 北海道経済産業局 豊島厚二資源エネルギー環境部長 「民間での燃料の輸送には限界があり、自衛隊の協力を仰ぐ場面が出てくる。日頃からしっかり訓練して、災害時に速やかに対応できるようにしておく」 一方、北海道庁の危機管理センターでは、自衛隊や消防など関係機関の約170人が参加し、地震発生2日目を想定した被災者の救出方法などを確認。 今年1月に発生した能登半島地震で課題となった孤立地域への対応なども盛り込まれました。 北海道危機対策課 坂口浩一郎危機対策企画幹 「(孤立地域で)いかに早く救出するか、できなければ物資をどのようにして早く届けるか。そういったところに焦点を当てた訓練を実施しています」 北海道は今回の訓練を経て、災害対応の計画の見直しや今後の訓練に反映させる方針です。
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