バドミントン・奈良岡功大「浪岡で育ち、練習し、強くなった」 五輪代表に青森県勢3選手
パリ五輪バドミントンの日本代表に、男子シングルスの奈良岡功大(22)=青森市出身、浪岡高-日大出、NTT東日本、女子ダブルスの志田千陽(27)=青森山田出、再春館製薬所、永原和可那(28)=同、北都銀行=の県勢3選手が選ばれた。21日の記者会見では「成長した姿を見せる」「ベストを尽くす」「自信を持って戦う」と語った3選手。さまざまな思いを胸に、大舞台へ挑む。 -1年間の五輪レースを戦い抜き、代表に決まった心境は。 奈良岡 最初はレースを回ることが目標だった。その中で結果が出て五輪に出られることになり、自分でもびっくりしている。すごくうれしい。 志田 まだ実感が湧いていないのが正直な気持ち。きょうの会見でたくさんのフラッシュを浴びて、改めてオリンピックの舞台に立つんだなと思った。 永原 肉体的にも精神的にもすごく苦しかった一年だったが、二人ともけがなく最後まで戦い抜けて本当に良かった。すごく充実した一年になった。 -奈良岡は地元青森でも喜びの声が上がっている。 奈良岡 基本的に青森で練習している。浪岡で育ち、浪岡で練習して、浪岡で強くなった。一番リラックスでき、バドミントンに集中できる環境があるので青森が一番いい。みんなが応援してくれているので、結果で応えたい。 -奈良岡は父・浩さん(54)と二人三脚でやってきた。 奈良岡 親であり、監督であり、マネジャーでもある。試合中は自分が分かっていないことや自分が求めている言葉をすぐ言ってくれる。いてくれたら安心するし、自分のプレーが出せる存在。けがをせず、オリンピックの舞台に立ってプレーすることが一番の恩返しかな。 -意気込みを。 奈良岡 男子シングルスで日本勢はまだメダルを取ったことがない。自分が取れればいいが、そんなに甘くはない舞台。まずは自分のベストを尽くす。 志田 応援してくれる方々に自分の成長した姿を見せたい。 永原 前回の東京よりも今の方が二人としての形が出来上がっている。自信を持って戦いたい。