ヤクルト・岩田が初スタメンでプロ初安打 阪神・青柳から左前打で笑顔 3月31日に支配下登録されたばかり
「ヤクルト-阪神」(5日、神宮球場) ヤクルトの岩田幸宏外野手が三回、阪神・青柳から左前打を記録。プロ初安打にベンチも盛り上がり、笑顔がはじけた。 【写真】初々しい!ドラフト指名後に神宮球場でポーズをとる岩田(左端) 二回に無安打で追いつき、迎えた三回だった。先頭で打席に向かうと、カウント3-1からの5球目を左前へはじき返した。岩田は3月31日に育成から支配下登録されたばかりで、この日は「1番・中堅」でプロ初スタメンだった。 岩田は支配下登録されたその日に1軍へ昇格。高津監督から「期待してるよ」と声をかけられたといい、「その期待にちょっとでも応えれるように、戦力になれるように頑張ります」と意気込んでいた。 ケガばかりだった育成時代。家族のグループLINEで「ちょっと報告ある」と伝えたら、「母親は『また怪我したんか』とか言ってたんで、電話して、『支配下になったよ』と言ったら、泣いてくれたんでよかったです」と喜びを言葉にしていたが、もらったチャンスを生かす恩返しの一打になった。