南極と南三陸の自然紹介 魚津埋没林博物館、観測隊参加の石井さん写真展
第49次日本南極地域観測隊に参加した石井洋子さんの写真展「極限の南~南極と南三陸で『生きる』を知る~」が、魚津埋没林博物館(富山県魚津市釈迦堂)で開かれている。南極の風景や宮城県南三陸町の自然などを紹介した28点が並ぶ。2月26日まで。 石井さんは2007年~09年に同観測隊に加わり、昭和基地で越冬隊の気象部門を担当。その後、11年に起きた東日本大震災のボランティア活動を行う中で、豊かな自然に魅了されて南三陸町に移住した。 写真展では南極の氷海を進む砕氷船(さいひょうせん)や幻想的なオーロラのほか、津波に襲われた南三陸町の市街地、自然豊かな田園風景などを展示。スクリーンに昭和基地のライブ映像が映し出されているほか、観測隊の防寒服の着用体験ができる。 12日は、同館で石井さんの講演会が予定されている。