映画初出演・初主演の中村橋之助が人生初の舞台あいさつ 母の感想に苦笑「あの頃の方が良かったと言われた」
稀代の作曲家・中山晋平の生涯を描いた映画『シンペイ~歌こそすべて』
歌舞伎俳優の中村橋之助が10日、都内のTOHOシネマズ六本木で行われた、映画『シンペイ~歌こそすべて』(2025年1月10日から全国公開)の完成披露プレミアム上映会に登壇。映画初出演・初主演作となる今作の裏話を披露した。 【写真】中村橋之助、志田未来らが登壇 イベントのアザーカット 本作は明治に生まれ、大正・昭和を生き、今も歌い継がれる童謡、歌謡曲、音頭、民謡、約2000曲を残した稀代の作曲家・中山晋平の生涯を描いた歌と喝采と苦悩の物語。音楽を愛する全ての世代に贈る、新たな音楽映画が誕生した。 晋平を演じた橋之助は、「舞台あいさつも人生初めてでワクワクしています」と笑顔。上映会に出席した志田未来や三浦貴大、映画界の先輩俳優との共演について、「助けていただいて、吸収することが多かった撮影でした」と感謝すると、晋平が自分の音楽の理解者と知り結婚を決める敏子を演じた志田は、「映画初出演というのを撮影中に知って、それを感じさせないくらい堂々としていて素晴らしかったです。現場で付いていこうと思いました」と絶賛した。 28歳で新たなジャンルに挑戦し、晋平の18歳から亡くなる65歳までを見事に演じきった橋之助。歌舞伎と映画の違いを聞かれると、「一番戸惑ったのは順番ですね」と答え、「歌舞伎は起承転結を舞台の中で演じる。映画は撮影の順番が、朝30歳、昼18歳、夜60歳というのがあって苦労しました」と説明。今後については、「積極的に映画だったり、映像に出していただけたら嬉しいと思いました」とアピールした。 母・三田寛子がSNSで「スクリーンの世界に引き込まれ、すっかり息子だと忘れた。昔母が歌っていた映画の中の曲を思い出して涙が止まりませんでした」と感想を投稿していたことが紹介されると、橋之助は「ありがとうと言ってくれました」と直接話したことを告白。ダメ出しはなかったというが、「撮影が去年の9月10月だったのですが、そこから10キロ太って、『あの頃の方が良かった』と言われました」と告白した。
ENCOUNT編集部