自衛官の友人が「約800万円」のBMWを一括で購入したそうです。そんなに高収入なのでしょうか?
自衛官は一部の生活費が無料
自衛官は一部の生活費が無料である点も特徴です。防衛省・自衛隊の自衛隊帯広地方協力本部によると、無料となる費用には、次の3点などが挙げられます。 ・家賃、水道光熱費:駐屯地内に住めるため無料 ・食費:駐屯地内の食堂を利用できるため無料 ・仕事用衣類、靴:国から貸してもらえるため無料日 同サイトによると、2等陸士(高校卒業者)の場合、月収は18万4300円、生活費は5万円ほどだそうです。残額約13万4300円を毎月貯金すれば、約5年でおよそ800万円が貯まるため、BMWを20代で購入できる可能性もあるでしょう。昇給分や賞与も貯金に回せば、より早い時期でも購入可能と考えられます。 13万円を継続的に貯金できる人は限られるかもしれませんが、自衛官には次のような利点などもあり、一般企業の社員よりも貯金がしやすい職業といえるでしょう。 ・自衛隊の病院を利用すれば、診療費などがほぼかからない ・掛け金が格安な保険を利用できる ・民間銀行よりも利率が高い貯金事業を利用できる ・ホテルや旅館を安く利用できる ・駐屯地、基地の浴場や体育館を無料で利用できる
自衛官は生活費の一部を補助されるため、BMWを20代で購入できる可能性も
自衛官の収入は年齢や階級によって異なります。例えば年代別平均年収では、20~24歳は平均約374万円ですが、50代以降ではおよそ2倍の約652万円です。 また、駐屯地内に住めるため家賃や水道光熱費などがかからなかったり、民間銀行よりも利率が高い貯金事業を利用できたりと、お金を貯めやすい環境であるといえます。5年ほど貯金をすれば、20代でBMWを購入できる可能性もあるでしょう。 出典 防衛省・自衛隊 自衛隊帯広地方協力本部 自衛官募集 自衛官のお給料について 国税庁長官官房企画課 令和5年分民間給与実態統計調査 -調査結果報告- 解説 II 1年を通じて勤務した給与所得者 2 平均給与(14ページ) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部