県有地の活用策に関し、今後の方針を説明する中村時広知事＝19日午後、県庁

　愛媛県民文化会館南側の県有地の活用策に関し、中村時広知事は19日、臨時会見を開き、企画提案に参加表明していた2事業者が建設資材高騰や人手不足を理由に辞退したと発表した。今後も国際会議や展示会などに対応する「MICE（マイス）」機能の整備を目指す方針は維持する一方で、規模などの要件を見直す考えを示した。 　県は民設民営による施設整備を目指し、昨年11月から約3カ月間、企画提案を公募。しかし、事業者による提案の熟度が不十分だったとして今年3月から再公募を行い、8月末に期限が迫っていた。公募の再開時期は未定。