【ノア】清宮海斗がデビューきっかけの地〝消滅〟で決意 ベルトの絶対防衛を「父」に誓う
ノアのGHCヘビー級王者・清宮海斗(28)が、ベルトの絶対防衛を父に誓った。 来年1月1日の東京・日本武道館大会では、V8戦で〝暴露系プロレスラー〟ことOZAWA(28)を迎え撃つ。決戦前に挑戦者からは同棲中の彼女がいることを暴露されただけでなく、喫煙姿やキャバクラで楽しむ様子をSNSで公開されるなど目を覆いたくなるような〝攻撃〟に苦しんできた。 だが、19日の後楽園大会では一矢報いることに成功。ヨシ・タツとのシングル戦に介入してきたOZAWAを、オールレべリオンのメンバーの助太刀もあって返り討ちにした。さらに「彼女くらいいるに決まってんだろ! 一人の彼女も大切にできなくて、ここにいるファンのみんなを大切にできるわけないだろ!」としびれる言葉で歓声を浴びた。 そんな清宮に最近、負けられない理由が増えたという。父の明彦さんがオーナーを務める東京・東村山市秋津にある居酒屋「サラリーマン」が29日で閉店してしまうことだ。JR新秋津駅を出てすぐ左手にあり、その名の通りサラリーマンを中心に人気を博している名酒場だった。 清宮は「僕もよく使わせてもらっていたので寂しいです。もともと僕がノアに入ったのは土方隆司さんに相談したのがきっかけだったんですけど、その時お話ししたのもサラリーマンでしたから…」と声を落とす。 それでも「お父さんにとって店は、チャンピオンベルトと同じだと思うんです。そんな大事なものをずっと守り抜いてきたことを本当に尊敬していて。僕も、お父さんがサラリーマンでしたようにノアを繁盛させて、ベルトを守り続けたい!」と拳を握る。 とはいえ、現状は父に心配をかけている状況。「絶対に日本武道館でも勝ちたいんです。勝って王者としての姿を見せて、お父さんを安心させたいんで」と誓う王者は、年始から親孝行できるか。
前田聡