救急車が軽乗用車と衝突、隊員ら4人が骨折など負傷 佐賀市鍋島の交差点 急病人はけがなく
15日午前6時ごろ、佐賀市鍋島の市道交差点で、救急搬送中の救急車が軽乗用車と衝突した。搬送していた急病人の40代女性にけがはなく、救急隊員2人と軽乗用車の2人が負傷した。 佐賀広域消防局などによると、小城消防署北分署の救急車が赤色灯を付け、サイレンを鳴らして交差点に進入し、軽乗用車と出合い頭にぶつかった。信号は救急車側が赤の点滅、軽乗用車側が黄色の点滅だったという。 事故を受け、佐賀消防署などの救急車3台が駆け付けた。急病人の搬送は約20分遅れたが、病院で受診後に帰宅し、影響はないとみられる。軽乗用車を運転していた40代女性と同乗者の20代女性は体の痛みなどを訴え、けがの程度を確認中。救急隊員の30代男性2人は病院に搬送され、1人は肋骨(ろっこつ)骨折、もう1人は頸椎(けいつい)捻挫で入院している。 佐賀広域消防局の實松孝明副局長兼警防課長は「事故はあってはならない。再発防止に向け職員への注意喚起を徹底していく」とコメントした。