和田泰右&鍵本 輝が語る新作への意気込み
暑い夏に最高の思い出を届けたい
――ビジュアル撮影は終わっているとのことですが、撮影時のエピソードはありますか? 鍵本 撮影自体より、みんなと久々に会えたのが嬉しくて(笑)。泰ちゃんがプロデューサーのポジションにいるので、楽屋前で待っていてくれたり、お疲れ様って見送ってくれたりしているのが面白くて。 和田 (笑)。さっきまでポーズ取ってたよね? みたいなところもあったね。 鍵本 またこのメンバーで作れるんだと思うとワクワクしました。オンラインで打ち合わせはしていたんですが、実際に会うと懐かしさがあった。 和田 今回、ビジュアル撮影の衣装も全部僕がコーディネートさせてもらいました。知っているからこそ、あっくんにはこれ、渓太にはこれ、と考えて「この服どう?」っていうやりとりができるのも楽しかったです。それが演者として出ながらプロデュースをする強みなのかなと感じました。振付をするときもそういう会話が生まれていくだろうし、楽しみな要素のひとつですね。 ――お稽古で楽しみにしていることはありますか? 鍵本 楽しみにしていることは、稽古後、外でみんなでくつろぐこと(笑)。アルターではそれが日課だったし、そこで生まれるものもあって。稽古場で詰めている時間よりも外で話している時間のほうが濃いんじゃないかってくらい(笑)。あの夏がまたくるのが楽しみです。 和田 アルターは歴史があるからこそ、あっくんは初めて習う、僕らはやってきた楽曲というのがあった。今回はそれがなく「せーの」でゼロから一緒にハーモニーや振付、お芝居を作れるのがすごく楽しみです。 ――楽しみにしている皆さんへのメッセージをお願いします。 鍵本 オリジナル作品を作り上げていく中で自分自身も楽しみにしていることがたくさんあります。オリジナルって、「どんなものが始まるんだろう」という期待と不安が半々だと思います。でも、この作品については、いきなり心を掴まれると思う。「これ知ってます」というところから始まるので、不安が一瞬で消えるはず。なんの心配もせず足を運んでいただけたら最高に楽しめると思います。劇場で待っています! 和田 一番の目的として、「舞台を見たことがない方にも伝えたい」というのがある。気軽に映画館へ行くような感覚で、「今日、舞台見にいこうか」と思える入口のような作品にしたいという思いです。無条件に楽しいし、笑ってサクッと見て帰れる。「すごく面白い作品、博品館でやってたよ」と広まっていったらいいし、そうなるだろうと思っています。また、僕らがSNSを駆使して作品を盛り上げ、若い世代にも伝えていこうと考えています。世の中を巻き込んで、楽しい一夏の思い出にしたいです。気軽に来ていただいたら絶対に楽しませる自信があります! 取材・文・撮影:吉田沙奈 <公演情報> Blue Spark Show ~ALTAR BOYZ Team Sparkがダンス&ボーカル&アクトで織りなす煌めきの夢GALAXY!~ 公演期間:2024年9月19日(木) ~22日(日) 会場:博品館劇場