バルト海で海底ケーブル切断 独・フィンランド外相が懸念
【ベルリン時事】フィンランドとドイツを結ぶバルト海の海底通信ケーブルが切断されたとして、両国外相は18日の共同声明で、「意図的に傷つけられた疑い」があると懸念を表明した。 バルト海を巡っては、ロシアによるウクライナ侵攻や北大西洋条約機構(NATO)の北欧への拡大などを背景に、地政学的な緊張が高まっている。 切断したケーブルは2016年に敷設された全長1173キロの「Cライオン1」。フィンランドの管理会社によると、18日午前4時(日本時間同11時)すぎに障害が発生した。外相声明は徹底的な調査が行われていると指摘した。