婚活で「年収600万円」以上は高望みですか? 自分がそのくらいあるので、できれば同じくらいの収入の人と結婚したいです…
結婚相手のことを考えたとき、生活水準やお金の価値観が合う人と結婚した方が、経済的な面で見ればうまくいく可能性が高いでしょう。それらを判断するための基準の一つが年収です。例えば自分の年収が600万円ほどであれば、同水準の相手と結婚したいと考えるのもおかしなことではありません。 ▼勤続20年でも年収は「280万円」貯蓄も「30万円」しかないのは少なすぎ!? 転職したほうが良いの? 今回は、そのような人が婚活で結婚相手を見つけることが可能かどうか、データを元に考えてみましょう。
日本の平均年収は?
まず、日本の平均年収を確認してみましょう。国税庁が公表している「令和4年分 民間給与実態統計調査」によると、給与所得者の平均年収は458万円でした。男性は563万円、女性は314万円です。年齢階層別に見ても、平均年収が600万円を超える階層はありません。 男性に限って見れば、40~44歳の平均年収が602万円、45~49歳が643万円、50~54歳が684万円、55~59歳が702万円となっています。40代以降の男性で年収600万円を超える人は、データ上は少なくありません。しかし、結婚相手に求める年齢が40代未満である場合は、婚活で年収600万円以上のパートナーを見つけるのはそれなりに高いハードルとなるでしょう。
年収600万円以上の人の割合
同調査の給与階級別分布を見ると、16.5%ともっとも多くの割合を占めているのは年収300万円超400万円以下の人でした。人数にして約840万人です。それに、400万円超500万円以下が15.3%、200万円超300万円以下が14.1%とつづきます。 つまり、年収200~500万円ほどの人が、全体の半分近くを占めていることになります。一方、600万円超700万円以下の人の割合は全体の6.9%で、人数にして約350万人です。600万円を超える人の割合は、22.6%となっています。 男性に限って見ると、年収600万円台の人の割合は9.5%であり、600万円以上の人の割合は33.4%でした。女性は、年収600万円台の人の割合は3.4%で、600万円以上の人の割合はわずか8.2%です。 年収600万円以上の人は20%以上いるため、出会うのが不可能とまでは言えないでしょう。しかし、婚活中に出会える確率が高いとは言えません。ただ、自分の年収も600万円程度あるのであれば、同じ業界や職種の人との交流も多いと予想されるので、出会いやすくなる可能性はあります。